私の歴史探訪 38.縄文時代

昨日、岡山県天神山文化プラザで開かれている『縄文スパイラルアーツ』展を観に行った。

展示されている作品は現代造形作家の作品で、日本の縄文時代の独特の形象からインスパオヤーされたインパクトのある空間であった。

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私が子どもの頃に習った「縄文時代」、「弥生時代」という先史時代の時代区分は、戦前の皇国史観のため積極的に研究対象にならず、戦後ようやく研究が始まった新しい分野の感がある。最近では遺伝子研究が進み「原日本人」が現代の日本人とどのようにつながっているのか、あるいは別の人種だったのか?興味深いところである。若い頃、絵画作品や彫刻を見てこの作家は「縄文的」だ、とかあの人は「弥生的」な感性だとか適当に評していたことがある。確かに土器における様式が真逆なだけに性格付けがしやすかったのかもしれない。

 しかし、以前に比べ、遺跡の発見や科学的な研究が進んで、一口に「縄文時代」と言っても始まりは16000年前〜3000年前と長期間続き、しかも生活スタイルや、土器の様式も随分多様性があることがわかって来た。逆に今、深淵さだけが深まり、私には捉え所の無い対象になりつつある。そんな時、このように実践的な活動が、この時代の精神をつかまえる一つの大きな手掛かりになるのかもしれない。

 そして、土器の場合、「土」と「火」の我々の精神を揺さぶる。古代ギリシャのエンペドクレスが物質の根源(アルケー)は「火」「空気」「水」「土」と言ったが、まさに「焼きもの」の根源でもある。

 最近、原日本人がどのような方法でどこからやって来たのかを、丸木舟(竹?)を作り、一つの可能性として実践しているニュースを見た。

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特に、文献・資料の乏しい時代のこと、宇宙の旅に出るようなロマンがある。